一升瓶の中の海月

気分で更新される思考の投函口

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夜、涼風、雨上がりの階段

涼風が夏の終わりを運んでくると中2の塾帰りを思い出す。 同じ部活で交流があるからと話していた塾友との帰り道、くだらない話と愚痴を言い合いながら笑いあった風景を今でも覚えている。 何も特別な風景じゃないはずなのに 中2の頃、別校舎の上のクラスに行…

冬の薪の終わり

ようやくあの冬が終わったんだなって あるものは「生き残りたい」と願った。 その出来事は私が死ぬ程忙しい時期に起こり、必死になって重厚な物語を薄い束に纏めて頒布したりもした。 結果として今もなお、勝者も、それ以外も、何らかの形で夢を選び、今を幸…

無題

終わりなき空に限りなき祝福を 結論は見えている。何一つ変わりはしない。干渉しようがしまいが、あるべき場所に返るはず。 その中に一条の光を見た。 救うべき者が漸く見えた。 だからこそ、その手に報いようと学び続ける。 その先が明確な破滅だとしても。