一升瓶の中の海月

気分で更新される思考の投函口

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

消えた歴史

「お前は知り過ぎた」 それが僕のバイトに落ちた理由だった。 中古屋で買うのは単なるソフトではなく、一つの歴史なのだと私は思う。 101番道路で捕まえられたアルセウス、殿堂入り前で折れた御三家しかレベルの上がっていないもの、0:05のセーブデータ どれ…

居てくれた者

「あなたはどこにいるの?」 疎を束ねた者の末路には相応しく、何者でもない自分を誇りつつ、ただ回り続ける群衆だけを眺める自分がいる。 回り続ける群衆の中にもちろん自分は存在しない。自業自得の末路であるが、結末を埋めるには些か足りなかった。 要す…

「世界の終り」というテーマ

「太陽はなぜ今も輝き続けるのか 鳥たちはなぜ唄いつづけるのか 彼らは知らないのだろうか 世界がもう終わってしまったことを」 滅んだ世界を取り扱った文章を好んでいる。 勘違いしないで欲しいことは、私が快楽で今まで組み上げられてきた文明が粉砕されて…

更地のメモ

何を書こうか。 ブログとは中々難儀なもので、頭の中にある思いを文章化するというのが難しい。 文章を書くからには伝えたい事がある、というのは文章読解の基本で、まぁそうあるべきだとは思うが日々の生活の中で主張したい事なんて実はそんなに見つからな…