一升瓶の中の海月

気分で更新される思考の投函口

結び目に似合うもの

 

 

ボスこと結目ユイちゃんという存在がある

 

ボスには黒いセーラー服が似合う。

白いセーラー服ではないのは何故だろうか

多分元々の色彩的にも、瞳にある銀河のような煌めきを引き立たせるためにそう思うのだろう

 

ボスには夕暮れが似合う。

取り留めのない話を男女問わず話していながら、放課後の時間を楽しんでいる姿を幻視する

腹を抑えてくの字に笑う

 

ボスには部活が似合わない。

何かに縛られて同じところに留まるのはなんだか性に合っていない気がする

蝶のように側から見れば不安定に、しかし墜落しないと確信され、自由に飛んでいる姿が似合う

 

ボスには欲望が似合う。

こうしたい、こうなりたい、こうあってほしい

明け透けに周りに語る姿はどこでも見る光景で、何一つ違和感も、それに対する嫌悪感もない、ただ正直にあり続けている

 

ボスには友達が似合う。

連んでワイワイと、体験を共有して話せる友達と並んでいる姿は想像に難くない

きっといつでも友達と一緒にいて、それでいて沢山の友達がいる、人を惹きつける力がある

それは本当のこと、自分も惹きつけられた

 

 

ボスにはきっといろんなものが似合う。

挙げたもの以外にも、たくさんのものが

それは偶然ではなく、似合うのはボス自身に魅力があるから

 

ただそれだけを言いたかった話