一升瓶の中の海月

気分で更新される思考の投函口

Vtuber

移ろう季節の中で

推しが自分のRTした絵にファボを付けた。 私は彼女からもうフォローされていないことを考えると、まだリストか何かに入れられているのだろう。 それが少し嬉しかった。 社会人になってから一年が経とうとしている。 指摘を受けて/叱られて/詰められて/ミスを…

バーチャル蠱毒備忘録②

予選最終日 深夜 まずは何と言ってもくるぶし様の放送を見ようとした。 どうやらほぼレポート配信になっているとは聞いたがそれだけでは意味が分からない。 実情を知ろうとしたがどうやらこの時間には配信を行っていないようだ。この時にshowroomにアーカイ…

バーチャル蠱毒備忘録①

物語は確かに在った。 11/29、彼は運命と出会う_______ 全ての元凶 「進級する」 退学がほぼ確定し、とりあえず休学を勧めていた友人から久々に送られてきたLINEがこれだった。 今まで何度声をかけてもやる気を出さなかった奴がいきなりこんなことを言ってき…

結び目への追慕

働き始めてから半年以上が経った。 有給も支給され始めたは良いが「こんな忙しくていつ使うんだよ…」と現実の辛さに打ちひしがれる。 流石に旅行中に上司からの電話で叱られるとは思ってなかったよね、四万温泉と旅行仲間に謝ってほしい。 そんな忙しさに追…

「在ること」への感謝

当たり前のように日々が流れていく。 いつものように起きて、いつものように働いて、いつものように疲れ果てて帰路につく。 変わるものは昼食の内容くらいで 「今日は奮発してリンガーハットで野菜たっぷりちゃんぽんでも頼もうかなぁ」なんて、 そんな柚子…

結び目に紡ぐもの

酔った勢いでの投稿 今までは言葉にしてはいけないと思ってたけど、やっぱ自分にとって結目ユイというのは特別なんだと思う。 こんなことを言うと厄介オタクと変わらないんだけどね。でもそれを踏まえても特別なことには変わらなかった。 初めて、手に取って…

結び目に似合うもの

ボスこと結目ユイちゃんという存在がある ボスには黒いセーラー服が似合う。 白いセーラー服ではないのは何故だろうか 多分元々の色彩的にも、瞳にある銀河のような煌めきを引き立たせるためにそう思うのだろう ボスには夕暮れが似合う。 取り留めのない話を…

無題 11

彼女は彼女が望むよう、あくまでも演じ手であり続けた その在り方は正答に沿うものではなかったのだろうと思う 話が特段上手いわけでも、歌に秀でているわけでも、他との関わりが深いわけでも、今振り返ればなかった それでも私は彼女に惹かれた その想いこ…

表ボスと闇ボス

バーチャル蠱毒関連の同人即売会「61の輝き」についてのお品書きが増えてきたのを見つつ 「俺参加できねえんだよなぁ…」と嘆いているしらなみです。 冬コミで「バーチャル蠱毒備忘録」というよくわからない本を出しましたが、要望もあったので同人即売会が終…

ある一つの夢(下)

晴れた空の下、駅に降りて一筋の連絡通路を歩んだ先、都市を一箇所にまとめてしまったような複合施設に僕たちはいた。 そのほんの一箇所、ショーケースが所狭しと並んだショッピングモールを、彼女はさながら蜜を探す蝶のように舞う踊る。 「これはどんな品…

ボスという存在(中)

いつも追い続けていた背中が見えなくなっていく。 私はがむしゃらに、見失わないように人波を駆けた。 混乱の中大晦日を超えて正月がやってきた。正月なんてのは親父が駅伝かラグビーのチャンネルを付けてるからの二択しかない。 ようやくチャンネルが変わっ…

ボスという存在(上)

目を覚ませ俺の世界はボスに侵略されてるぞ。 11月下旬から行われていたバーチャル蠱毒、その沼に沈み、卒論とコミケの原稿の進捗を殺された。 全ての決着が付いたのは12月中旬で、正直全くもって追う気はなかった。 推しは勝ち上がれなかったし、それに悔い…