バロムやボルシャックドラゴンは分かる。
あいつら初代の看板みたいなカードだしな、でもアルカディアス君がハブられて泣いてたから後で声かけにいってやれ。
でも何でお前がそのパックにいるんだよGoD
デュエマは子供向けのカードゲームということもあって、カッコよくてド派手な効果を持ってるカードがジャスティスだ。
何だかんだ俺もその魅力に惹かれたプレイヤーの一人で、だいたい基地外みたいなマナカーブを描いたセンスのないデッキを組んで、ガチデッキに蹂躙されて一人泣いている。
ともかく、だいたいトップレアともなれば度を超えた効果を持ってるクリーチャーがわんさかいるわけなのだが、その中の一つがこれだ。
簡単に言うと一枚で最大81マナ分踏み倒していいよ!!ってカード、雑過ぎる。
もちろん、これをサポートするカードもいっぱいあるから出すこと自体は結構簡単なのだが、どうしても重いコストのせいで、出す前に決着がついてしまうことも多々ある。
なのでファンデッキとしては楽しいが、まぁその域を出ることはないよね…っていうデッキの一つだった。
侵略なんて効果はもう時期としても終わってるし、強化はねえだろうなぁ…と思ってたしみんな思ってた。
そしたら年も越した頃にコイツが唐突に現れた
なんかラーメンのトッピング全部のせ感が強い。
上の効果は前と同じく踏み倒し、持ってくる場所が地味に違うからそこは注意。
あとNEO進化を引っさげてきたので、最悪素出しして種にするのも全然OK、小回りが効くようになった感覚が強い。
下の呪文は起き上がるようになったホーリースパークと考えて問題ないだろう、ちゃんとしっかり九極侵略の弱点をカバーしてる。
これ見た瞬間
「強えじゃん!!!強いカードは四だな!!!!」
って思った人、ちょっと待ってほしい。
確かに使いやすいカードではあるのだが、構築に気をつけないとこれは火傷するカードだ。そこのところを解説していく。
①墓地問題
このカードが本家GODと最も違う場所は、踏み倒しする場所が墓地と手札であるという点だ。
冷静に考えてほしいが、九極デッキではまず墓地は肥えない。
具体的にいうとシヴァイーヌくんのストライクバックを経由するしかない。
でも出来る限り生き残りたいこちらからすると、おちおち相手が盾を割ってくれるのを待つのも非常に危ないので、やはりあんまり機能しないのだ。
他のギミックを入れるのは邪魔になることが多いこともあるので、思った以上に機能しないというのが体感。
②手札問題
歪なマナカーブを動かすために、キングシビレアシダケや強欲の王国、天門を使うのであれば手札は一瞬で枯れる。
「いや待て待て、究極ゲートを使おうぜ」という意見も出てくるかもしれないが、期待はできない。
なぜならだいたい外れるからだ。
外れる主な原因としては、侵略軍じゃない方が優秀な9コスクリーチャーはいっぱいいるし、相対的に侵略軍をデッキに入れる優先度は下がるので、搭載する旨味が上回れない。
実はこのデッキにおける安定した手札補充は歓喜の歌か巨大設計図しか存在しない。
そのため気がついたら手札枯れてたなんてことも多々あるので、手札からの踏み倒しも実際期待できないのだ。
③枠問題
下の呪文が受けとして有能なので四積みしても問題ないのだが、そうすると枠が足りない。
光の9コスは何だかんだ優秀なクリーチャーが多いため、入れ過ぎてもまずいし、それにアクセスする手段も十分に構えなければならない。
となるとこのカードで枠を埋めてしまっていいのか…?という問題は非常につきまとう。
代わりにホーリーいれてもいいんじゃね?とは俺もよく思ってる。
更にビマナにはありがたいことに、キューブの殿堂解除が行われるという追い風が吹いている。
いや嬉しいんだけど、どんどん枠無くなっていくよね…。
強いことには間違いないが、脳死で採用していいかは分からないところである。
そんなこんなでGoDは
「強いけど四枚積んで良いのか…?てかマナに触れられる分間違いなくG.O.D.の方が強くない?」というポジションに収まったカードで脳死四積みはできない。
ただキューブでめくっても出てくるという唯一無二の点があるので、割合を考えて入れていきたい。