一升瓶の中の海月

気分で更新される思考の投函口

ボスという存在(上)

 

目を覚ませ俺の世界はボスに侵略されてるぞ。

 

 

11月下旬から行われていたバーチャル蠱毒、その沼に沈み、卒論とコミケの原稿の進捗を殺された。

全ての決着が付いたのは12月中旬で、正直全くもって追う気はなかった。

推しは勝ち上がれなかったし、それに悔いがあるわけじゃないけど、まぁ見たかった世界とは少しズレてるし、そろそろ進捗も真面目にやばい。

今まで厳しかったのに最近妙に優しくなったDV夫めいた教授に何言われるか分かんねえ。

 

しかしまぁ物語として完成された世界だったからこのまま消え去るのもなと思い、当初の日本酒本を諦めて蠱毒本を書くことになった。

 

これが締め切り1週間前の出来事。

 

気が狂ったかのように5日でコミケのバーチャル蠱毒本を作って、どうせなら欲しい人に行き届くようにと40部刷って3日目に参加した。

 

 

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お品書き、アリスギアアイギス字体で遊んでた。

 

 

コミケにサークル参加するって言っても、2回目の参加なのでゆったりと人の波を眺めながら「今回はかなり余るだろうなー」と思ったり

たまに来てくれる人と予選本戦の思い出話に花を咲かせたり

なんか知り合いや知り合いですらない見ず知らずのオッサンが差し入れを持ってきてくれたりといつも通りのコミケが続いていた。

見ず知らずのオッサン、ありがたいんだけど名乗るなり何なり流石にして欲しい。ウィダーとかほんと助かるんだけども。

 

ただ唐突に事件は起こる

 

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????????

 

通知を見たときに本気で「やりやがったぞ…」という言葉が出たのはこれが初めてかもしれない。

 

結目ユイNo.10、通称ボス。バーチャル蠱毒の結目ユイ枠で勝者となった者で草の代わりに酒が使われてるヤベーやつだ。

何だかんだツイッターでちょこちょこ蠱毒本のことを呟くとfavって来てたので認識はしてたが…マジで買う奴があるか。

しかも既刊まで買ってるし…いや実際既刊を買ってもらったのが一番嬉しかったのだが。

 

何だかんだ評論はメジャージャンルの一つだが目立ちはしない。

コミケに来る腐臭を纏うクリーチャーたちの多くはエロ漫画を求めて徘徊を行う。もちろんその分、エロ漫画が多い島では悪質タックルが横行し汗がこびり付く、汚ねえし風呂入れ。

ともかくエロの原動力はすごくてそこだけ""圧""が違う。そういうのと比較すると全然混むこともなく、ゆったりと見ていられるのが評論島だ。その分目立つこともない。

 

華々しい舞台に立つ権利を得た本人が…?

評論島の中の日本酒島にある弱小サークルのこの本を…?

というか新刊既刊両方とも買った人なんて数少ねえぞ…?

 

思考がぐるぐるになって、ワタワタしてるうちに既刊新刊がいつのまにか完売してた。

とりあえずキョドった感謝のリプを飛ばして、家で一升瓶飲んでたら眠気に負けた。

 

 

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菊鷹アク強いけど美味しいから飲もうな

 

 

目が覚めたら年越してた。去年に続き今年もとは、さてはこいつ学んでねえな?

 

 

これがボスとの最初の交点

平成最後のコミケから起こった落下事故のきっかけ