一升瓶の中の海月

気分で更新される思考の投函口

瑞鶴について

 

 

瑞鶴の話。誰も知らなかったと思うんですけど、自分瑞鶴が好きなんすよ。

 

 

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艦これで「嫁艦と言えるのは誰か?」という質問にノータイムで「瑞鶴」と返すのが自分という人間である。

 

艦これを初めて勝手が分からないまま赤城をを轟沈させて、空母が空っぽの我が鎮守府にやってきたのが瑞鶴だった。

あの時は高校のパソコンにアクセスロックがなかったので、よく図書館に籠もって艦これをやっていた。

幸運値がどれだけの影響を与えているのかは不明だが、活躍を重ねて自分を助けて与えてくれた影響は間違いじゃない。

 

いつだろうか、そうしてMVPを掲げ喜ぶ姿を見るうちに別の感情が湧き上がったのは。

 

爆撃してくる割にこっちのことを心配してくれる子だったりだとか

目線が同じで幼馴染っぽかったりだとか

自分に自信を持っているところだったりだとか

そんな内面的な魅力に徐々に気がつき始めて好きになっていった。

 

好意を自覚したきっかけは「ありがとね!」と言われた瞬間。

箸休めのツンデレみたいな躊躇いはなく、その言葉は直球だった。

 

外見が刺さったかといえばそうではない。

ツインテールは別に刺さるわけじゃない。大体ロングの方が好みだし。

ナイチチが好みかと聞かれれば別にそこまででもない。逆に胸はある程度あった方がいいと思う。

笑顔が素敵...これはどの子も同じだろう。空が空色ばりに言う必要がない。灰色なら物語は始まっていくが。

ツンデレ..?特段ツンデレでもないでしょ瑞鶴は。

加賀さんと絡んでレズ堕ちしてるのは解釈違いなので、百合センサーに引っ掛かったわけでもない。

ナイナイは重なっていくが、心を掴んで離さない。

 

自分を信じて横にいてくれる安心感

使い慣れたコートのような、強く意識することはなくても必ず手に取る。

無くしたものは大体右ポケットに入っているだろうという信頼感。

それが瑞鶴なんだ。

 

 

 

 

平和になった世界で、型落ちしたレンタカーを借りて旅に行きたい。

 

横にいる瑞鶴が「提督さん、次は何処にいくの?」と問いかけてきて

「さあ何処行こっかね。何か食べたい?」「今日はラーメンがいいかなぁ...」

なんて会話を交わしてさ、脇道に路駐して車体に似つかわしくないカーナビで検索して行き先を決めたい。

 

到着した店は既に閉店していて、代わりに横にあったチェーン店に渋々入り込む。

そのカウンターでラーメンを啜りながら「今日泊まる宿を検索しといて〜」って話題を振って

「んっ..」って返答されたい。

 

夕日が山に隠れる頃、かなり上等な宿に着き、チョイスした瑞鶴を「見る目あるなぁ」って褒めたい

そして「へへーん、そうでしょ!」って胸を張って答えて欲しい。

 

部屋に付いてる露天風呂でテンションが上がってる瑞鶴を眺めたいし、備え付けの折り目が強くて身体に馴染まない浴衣姿で明日のプランを練りたいし、朝は身体を揺らして起こして欲しい。

 

そんな各駅停車の人生を、ゆっくり瑞鶴と乗り継いで行きたいんだ。

いつかこんな文章書くかもね。